ESTA(エスタ)とは
日本は米国のビザ免除プログラム(VWP)の対象国となっており、アメリカへの入国目的が短期商用または観光であり、滞在日数(乗り継ぎを含む)が90日以内であれば、米国大使館・在日アメリカ大使館でのビザの取得は免除されます。しかし事前にオンラインにて電子渡航認証許可を得る必要があります。この事前渡航認証システムがESTA(エスタ:Electronic System for Travel Authorization)です。2009年1月12日より米国へ入国を予定している全ての渡航者に、このESTA(エスタ)電子渡航認証の保持が義務付けられました。アメリカ経由で第三国に渡航する場合(乗り継ぎ、トランジット)も、ESTA(エスタ)電子渡航認証が必要となります。
ビザ免除プログラム(VWP)とは
ビザ免除プログラム(VWP)は、特定の国籍の方が米国に渡航する場合、有効なパスポート、往復または次の目的地までの航空券・乗船券を所持し、渡米目的が短期の商用や観光であれば、ビザなしで米国に90日以下の滞在が可能となるプログラムです。ビザ免除プログラムは米国政府の国土安全保障省 (DHS) により管理されています。ビザ免除プログラム対象国の渡航者はビザ無しでアメリカに入国できますが、 ESTA (エスタ)の申請は必要となります。すでにビザをお持ちの方でビザを利用して渡航される場合はESTA(エスタ)の申請は不要です。
ビザ免除プログラム対象国
- アンドラ
- オーストラリア
- オーストリア
- ベルギー
- ブルネイ
- チリ
- チェコ共和国
- デンマーク
- エストニア
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- ハンガリー
- アイスランド
- アイルランド
- イタリア
- 日本
- ラトビア
- リヒテンシュタイン公国
- リトアニア
- ルクセンブルク大公国
- マルタ共和国
- モナコ公国
- オランダ
- ニュージーランド
- ノルウェー
- ポルトガル
- サンマリノ
- シンガポール
- スロバキア
- スロベニア
- 韓国
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- 台湾
- 英国(イギリス)
- ポーランド
ESTA基本情報
- ESTA渡航認証は、通常のビザではありません。ESTA(エスタ)はアメリカ合衆国の電子渡航認証です。
- 飛行機や船でアメリカ合衆国に入国するときには、ESTA(エスタ)を提示しなければなりません。車・バス・電車など陸路で入国する場合は不要です。
- ESTA(エスタ)はアメリカ政府による入国する外国からの渡航者に対して事前に入国審査をし、入国管理・上陸条件の適合性を審査するものです。
- ESTA(エスタ)は、観光・ビジネス・医療を目的に滞在とする場合や、他の国への乗り換えを目的とする場合にのみ利用することができます。アメリカ合衆国での乗り換えで使うESTAについてはこちらから詳しくご確認ください。
- ESTAは通常24時間以内に処理されますが、場合によっては最大72時間の処理時間を要する場合があります。出発の72時間以上前にESTA(エスタ)のオンライン申請を完了することが、強く推奨されています。
- アメリカ合衆国のESTAの申請が却下された場合には、B1かB2の通常ビザへの申請が必要になります。
- アメリカ合衆国に入国する全ての人がESTAを取得する必要があります。家族のためのESTA(エスタ)家族申請やグループのためのグループ申請については、申請要件をご確認ください。
- ESTA渡航認証が承認されても、アメリカ合衆国への入国が保証される訳ではありません。
- ESTAは(エスタ)先にパスポートが失効しない限り、承認から2年間有効です。
ESTA申請条件
- ビザ免除プログラムに参加している39カ国の国籍・市民権を有する者。
- 観光・短期のビジネス目的または乗継目的でアメリカでの滞在が、90日以内であること。
- ESTA(エスタ)を取得するには、生体認証パスポート(IC旅券)を有すること。
- 前科がある者や公衆衛生上のリスクとなりかねない感染症に感染している人は、アメリカ合衆国に渡航できませんのでご注意ください。
- 未成年者でも、アメリカ合衆国に入国するにはESTA(エスタ)の手続きが必要です。こちらからお子様がESTA(エスタ)を取得する際の申請要件をご確認ください。
- 二重国籍をお持ちの方でもESTAを簡単に取得できます。
- ESTA(エスタ)の申請要件については、各情報やアップデートをご確認ください。
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