ESTA(エスタ)二重国籍者:申請方法と必要書類

esta 二重国籍

一般的には、ESTAのオンライン申請はシンプルで簡単なプロセスと言われています。しかし申請途中でどのようにすればよいか疑問や混乱が生じることがあります。その一例はアメリカ渡航を希望する二重国籍者のESTA申請方法についてです。

二重国籍とは、両親が2つの異なる国出身の場合、その子供には複数の市民権を有する権利があることを意味します。2か国以上のパスポートを所持すると混乱を招く場合があるため、すべての国が二重国籍を許可しているわけではありません。重国籍者または二重国籍を持つ申請者はESTA(エスタ)の申請ができるのか、その場合どのパスポートを使用すればよいかなどの疑問に答えていきます。

二重国籍を持つ場合のESTA(エスタ)申請方法

申請者がパスポートの有無にかかわらず二重国籍を持っている場合、パスポートを発行した国の少なくとも1つがビザ免除プログラム(VWP)に参加している限り、ESTA(エスタ)の申請ができます。アメリカのビザ免除プログラム(VWP)は、アメリカと他の39か国との間の協定であり、その国民は大使館または領事館まで直接出向きビザの申請をする必要がなく米国に入国することができます。国のリストには、日本、オーストラリア、イギリス、ニュージーランド、およびほとんどのEU加盟国が含まれます。

ビザ免除プログラム(VWP)は、これらの国のいずれかのパスポートを持つ人がビザなしでアメリカに入国することを許可しますが、入国にはESTA(エスタ)の取得が必要になります。

二重国籍者の方がESTAを取得するには、申請者はビザ免除プログラム(VWP)のいずれかの国のパスポートをどれか1つ所有しているという、ESTA(エスタ)申請条件を満たしている必要があります。ESTAを申請する必要がある二重国籍者でパスポートがない場合、申請を行う前に、少なくともビザ免除国のいずれかのパスポートを取得することが不可欠になります。

ビザ免除プログラム(VWP)加盟国でない国のパスポートでESTAの申請をすると拒否されますが、加盟国のパスポートを取得すると、ESTA申請の申し込みができるようになります。

二重国籍を持つ場合、どのパスポートをESTAの申請に使用すればいいか

お持ちの国籍が両方ともビザ免除プログラム(VWP)加盟国の場合、どちらか一方のパスポートで申請登録をしますが、旅行中すべてのセキュリティコントロールで提示するパスポートは、ESTAの登録に使用したものと同じであるこが重要になります。

電子渡航認証に関する情報は申請に使用した1つのパスポートにのみ電子的に関連付けて管理されるため、複数のパスポートでESTA(エスタ)を取得することはできません。また、ESTAの拒否を回避するには、選択したパスポートのみの内容を申請で入力することが大事なポイントになります。

二重国籍者が所持するパスポートのうちの1つがビザ免除プログラム加盟国のものである場合は、そのパスポートを使用してESTAを申請し、アメリカへ入国します。ビザの免除が許可されていない国の方はオンラインで電子渡航認証を申請することができず、別の方法でビザを申請する必要することになります。

ビザ免除プログラム加盟国の複数のパスポートを持つ二重国籍の方が直面する最も一般的な疑問の1つは、どのパスポートを申請に使用するかです。必要書類がESTA(エスタ)の資格要件を満たしている限り、少なくとも6か月間有効期限が残っていればどちらのパスポートも使用できます。

大使館または領事館でB1・B2ビザを申請し却下された渡航者は、90日以内の渡航でパスポートがビザ免除プログラム加盟国のものである限り、ESTA(エスタ)をオンライン申請できます。

二重国籍者がESTAで旅行する際

パスポートを複数所持している者がでESTA(エスタ)を申請する場合、使用するパスポート情報は正確で最新のものであることを確認し、ESTA申請フォームを送信する前に入力情報の再確認を忘れずに行ってください。

ESTA(エスタ)は米国当局が渡航者の情報をシステム上でアクセス、確認しやすくするために、所有者のパスポートに電子的にリンクされた電子渡航認証システムです。そのためESTA(エスタ)の申請に使用するパスポートがIC旅券(バイオメトリックパスポート)であることが必須条件の1つになっています。

二重国籍者がESTAで旅行する際は、承認されたエスタとその申請番号がすぐに確認できるように、出発前にESTA(エスタ)を印刷することを忘れずにしましょう。国土安全保障省は、少なくとも1部プリントし持ち歩くことを強く勧めています。

ESTA申請フォーム内に、申請で使用しているパスポート以外に他のパスポートを持っているかどうかを尋ねる質問事項があります。二重国籍をお持ちの方はパスポート番号を含む両方のパスポート情報の入力をしていただきます。

もう一つのパスポート番号など詳細がわからず入力できない場合、その国籍の前のパスポート情報を入力するか、パスポート番号欄を空白のままで、発行国を入力し提出する必要があると米国政府は述べています。
申請フォームには、申請者が過去に他の国籍を持っていたかどうかを尋ねる項目もあり、訪問者がどの国の市民であったか、その正確な期間もを含めて答える必要があります。

二重国籍者がESTAを申請する際の注意点

二重国籍のための特定のESTAは存在しません。複数のパスポートを所持してESTAを申請する際の主な注意点は、申請に使用するパスポートを1つを選ばなければいけないことです。ESTAの申請に使用するパスポートは、渡航者が米国到着時に入国審査で提示するパスポートと同じでなければなりません。

入国管理局の職員がパスポートを照合し、入国者の身元を確認します。二重国籍と単一国籍者の両方について、米国内に違法に滞在する意図がないことを確認する為、身元のさらに詳しい確認を要求される場合もあります。

二重国籍の旅行者が考慮すべきもう1つ点は、パスポートを最新の状態にしておくことで、両方のパスポートの有効性を確認しESTA申請フォームに不備なく入力しましょう。

過去にESTAが拒否されたことがある場合、その情報も米国の入国管理システムに登録されていることを考慮する必要があります。入国管理局はパスポートの国籍だけで管理しているわけではなく、個人名やその個人情報に基づいて管理しています。

ESTAを拒否されたという記録があるので、新たにESTAを申請するときは正確な情報で申請することが最も重要になります。二重国籍の有無にかかわらず、正確で透明性を保つことが強く推奨され、情報が不確かだと誤解をを招き、ESTA申請が拒否される場合があります。

2つのパスポートを持つ二重国籍者のESTA申請フォーム

ESTAは旅行者の1つのパスポートにのみ関連付けされていますが、申請フォームには他の国籍に関する質問が含まれています。申請者はこれらを正直かつ正確に回答する必要があります。

その後、両方のパスポートの詳細が申請フォームに記載されますが、2つのうち1つだけがメインパスポートと見なされ、ESTA承認の発行に使用されます。

2つ目のパスポートの詳細が手元にない場合は、その国の以前のパスポートの番号を入力するか、パスポート番号入力欄を空白のままにして、発行国を入力してください。