ペットを連れてアメリカに行く渡航条件

ペットと一緒にアメリカ旅行

ペットの犬や猫と一緒に休日を過ごしたいと考えている旅行者もいると思います。動物を連れてのアメリカ旅行は、とても複雑なことのように思われるかもしれませんが、渡航に必要なステップを踏み、書類を揃えておけば意外にも簡単なものかと驚くかもしれません。また、アメリカの当局の規定よりも搭乗する航空会社の規定のほうが厳しい場合もあります。それぞれの航空会社が独自の規定を定めているので、事前に確認するようにしましょう。

 

米国への入国が許可・禁止されているペット

  • 猫、犬、ペットの鳥の米国への持ち込みは許可されており、米国農務省はすべての動物種の入国を管理する責任を負っています。
  • 一方、爬虫類や魚、絶滅危惧種などの輸入規制を担当しているのは、米国内務省法執行部魚類野生生物局(Division of Law Enforcement, Fish and Wildlife Service)です。
  • ウサギ、モルモット、ハムスター、フェレットも、獣医が健康状態が良く渡航できると判断した場合は持ち込みが可能。
  • サルや他の霊長類をペットとして米国に持ち込みは禁止されています。

犬と一緒にアメリカ旅行

愛犬と一緒にアメリカに旅行する方法を知りたい場合、まず知っておくべきことは、犬がすべての予防接種を受けていることが渡航条件の一つです。そのためには、かかりつけの獣医の予防接種の内容が記載された証明書が必要です。市町村の役所が発行する予防接種の冊子(愛犬手帳・愛犬のしおりなど)も携帯したほうがが良いでしょう。日本出国の際、出発する空港の動物検疫所で輸出検査を受ける必要があるので、事前に予約しましょう。輸出検査時に発行される「輸出検疫証明書」がアメリカ入国時に必要になります。

日本に帰国する際には、輸入検査を受けることが条件となっています。マイクロチップが埋め込まれていること、マイクロチップの埋め込み後、狂犬病予防注射を2回以上接種していること。 入国日は狂犬病抗体検査の採血日を0日目として、180日間以上経過している必要があります。狂犬病抗体検査を受けていること(検査結果の有効期限は2年)、犬・猫が日本に到着する日の40日前までに、到着予定空海港を管轄する動物検疫所に事前届を提出し届出受理書を受け取っておく。日本帰国日から10日以内にアメリカの獣医で健康検査を行い、日本帰国に必要な書類を受け取り、アメリカ政府動物検疫機関の書類も取得する。詳しくは農林水産省のサイトを参照ください。

御覧の通り、アメリカへ入国するよりも日本へペットを連れて帰国するほうが、条件が厳しくなります。アメリカ渡航だけでなく、出国前には帰国時の為に必要な書類や準備もしっかり行っておくことが大切になります。

犬を連れて渡米する前の準備

飛行機の乗っている時間が長い場合、それによって愛犬が緊張してしまう心配があれば、出発前にペットにトレーニングをしておくことをおすすめします。

  • ペットが数時間ケージの中で過ごせるようにトレーニングを始めましょう。動物は新しい環境に慣れて、アメリカ旅行中に快適に過ごせるようにポジティブなことを連想させる必要があります。ケージの中で落ち着きを取り戻し、自然の習性として受け止めてもらう必要があります。
  • 渡航中、ケージの中で犬が必要以上に神経質になったり興奮してしまうと、自分の爪で怪我をしてしまう可能性もあるので爪を切っておきましょう
  • 飛行中、ケージの中で排尿や排便をしてしまう場合も考えられるので出発直前に犬にエサや水をあまり与えないように言われています。

動物と一緒にアメリカに渡航する理由に応じて、どのような規則が適用されるのかを把握する必要があります。アメリカに犬を連れて行く具体的な方法については、APHISのウェブサイトで詳しい情報をご確認ください。

猫と一緒にアメリカ旅行

猫の場合は、狂犬病のワクチン接種の義務なはありませんが、米国の州や海外領土の中には、猫の持ち込みのためにが遵守しなければならない検疫要件があるものもあるので、事前に調べておくようにしましょう。猫が人に感染する感染症で苦しんでいる様子が見られる場合、アメリカに入ったら獣医師の検査が必要になる場合もあります。

盲導犬とアメリカ旅行

障害を持つ人が外国に渡航する場合については、特別な例外規定が設けられています。例えば、盲導犬はアメリカ航空アクセス法(Air Carrier Access Act、ACAA)によって保護されています。ACAAでは、補助動物と一緒に飛行機で渡航する障害を持つ人に対する差別を禁じています。この法律は、アメリカの航空会社およびアメリカで航空機を運航する海外の航空会社に対して適用されます。

ペットを連れてアメリカに渡航する場合の手続き

  • 識別用マイクロチップ。
  • マイクロチップ装着後の、2回以上の狂犬病ワクチン接種
  • ワクチン接種後の、狂犬病抗体検査(2年間有効)
  • 空港の動物検疫所で検査、「輸出検疫証明書」取得
  • 航空会社の制限事項を確認します。その動物が機内で移動するのか、手荷物で移動するのか、貨物で移動するのか、各社の費用や制限事項を確認しておく必要があります。

動物を連れてアメリカに渡航する際の書類

米国への渡航にはESTAの申請を忘れずに行いましょう。ESTAフォームをオンラインで入力するだけで、申請が受理されたかどうかを短時間で知ることができます。航空券を購入する際には、飛行機の中に動物用のスペースが限られているため、愛犬と一緒に旅行することを事前に伝えるようにしましょう。

アメリカに到着したら、動物を連れて旅行する旨を税関申告書に記載する必要があります。項目11のBで動物の持ち込みについての質問には「はい」と記入しましょう。入国審査を通過しまし、荷物を拾って税関を通過します。この時申告するものがある場合の列を通り、検疫検査で動物の輸出検疫証明書を提示し、動物のマイクロチップの読み取りが行われます。このステップを通過すると、晴れてペットとアメリカへ入国です。

ペットと一緒にアメリカに旅行する際の注意点

  • 移動中、ペットが不安や緊張などによって発作を起こしたりしないために、少しでもストレスを少なくするため、小さすぎるケージの使用を避ける
  • ケージやキャリアの中にあなたのにおいのする衣服やタオルなどを入れておく。飼い主の匂いを嗅ぐことで旅行中の動物は安心することができます。
  • 旅行に必要な書類をすべてまとめて携帯する。何かの折に備えてまとめておいた方が良いでしょう。
  • 動物の首輪に飼い主の連絡先の電話番号、出発国、目的地などの情報が記載されたタグ付けましょう。